導入の背景
ボルト製造メーカーである当社は、ボルトに付着する油脂分を脱脂する工程で、アルカリビルダーベースの脱脂剤を使用していました。しかし油分の分離性が高くないうえに、次工程へ乳化した油の持ち込みも多く、めっき液に浮く油の量も問題視されていました。
導入のポイント
そのような状況下にあったため、油分の分離性がよい「添加型脱脂剤プラスクリン」の導入を検討。これまでのような乳化型ではなく油分浮上型のため、ラインのメンテナンスが容易になるところも興味を引かれました。
また、当社の工場には複数ラインが走っているのですが、それらのすべてのラインに使用できることも大きなポイントでした。アレンジすることでそれぞれの工程に合ったオリジナルの洗浄剤が作れることは魅力的でしたね。
導入効果
導入してから一ヶ月経過しましたが、製品の脱脂は上々です。さらに予想外のことですが、バレルの汚れも減少したとの報告を受けています。
バレルの穴の目詰まりがきれいに解消し、時間外の洗浄作業に伴う手間がなくなりました。
今後の展望
製品の質が向上したことはもちろんですが、特筆すべきはランニングコストが約1/3に減少したことですね。今後は、さらに多くのラインへの導入を検討しているところです。
お客様概要
業種 : 自動車部品製造
従業員数 : 約600名